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のどが痛い・のどの違和感・のどのつかえ・声がかすれる・味が分からない など

のどは食物と空気の通り道だけではなく、細菌などの異物を排除するために扁桃腺が備わっており、身体の重要な役割を果たしています。のどの痛みや違和感、声のかすれなどがありましたら、当院で詳しく診察させていただきます。必要がありましたら、細い経鼻軟性電子内視鏡を用いることによって、よりのどの奥の診察を精密に行うことができます。少しでも患者さんの不安が取り除けるため、当院で使用している電子内視鏡は、ペンタックス ビデオプロセッサEPK-i7000で、最新(2014年10月現在)の電子内視鏡機器を導入しています。戸田・蕨地区の耳鼻咽喉科で当クリニックが初めての導入で、従来の内視鏡より解像度が優れていて、早期病変の発見が期待できます。

のどの症状

のどが痛い、のどの違和感、のどがつかえる、声がかすれる、口内炎、口の中の腫れ、味が分からない など。

のどの主な病気

扁桃炎

扁桃炎は扁桃上の常在菌が活動して炎症を起こす病気です。「のどが痛い」、「のどが痛くて高い熱が出る」、「のどが痛くて水を飲むのもつらい」という症状がある方は要注意です。早めに耳鼻科に受診してください。痛いのを我慢していると、扁桃腺の周りに膿(うみ)がたまる扁桃周囲膿瘍(のうよう)になったりします。これがさらにひどくなると息がしにくくなり、緊急に手術をしないといけないことがあります。

扁桃炎の場合は、まず抗生剤内服で治療をいたします。内服であまり効果がない方は抗生剤の点滴による治療が必要となります。

扁桃炎を繰り返している方には、ばい菌が暴れないように扁桃腺そのものをとってしまう手術をお勧めすることがあります。目安は扁桃炎の治療が年間4~5回以上ならば、扁桃の摘出手術をお勧めします。手術には入院が必要となりますので、その際には連携病院へ紹介させていただきます。 

急性咽喉頭炎

急性咽喉頭炎(いんこうとうえん)というのは、のどにばい菌が悪さしてのどが痛くなったり熱が出たり咳がおきる病気です。

風邪ウイルスによるものが多いため、基本的に体調を整える(のどの保湿、十分な睡眠、水分の摂取など)ように意識して過ごしていただければよいのですが、最初はウイルス感染だけでも、後々、細菌感染が加わることがしばしばみられます。その場合、細菌をやっつける薬をのんだり、のどにいい薬を蒸気で吸入する治療(ネブライザー治療)をすることで治せます。のどに痛みなどを感じた場合、ぜひ一度当院にてご相談ください。

細菌によって起こるのどの炎症は溶連菌感染症が重要です。  

溶連菌感染症

溶連菌感染症は、ウイルス感染症ではなく、A群β溶血連鎖球菌という細菌によって起こる感染症です。溶連菌感染症とは、主にのどに感染します。つばが飛んだりして口からうつります。多くは3〜9歳ぐらいの子どもがかかる病気ですが、ときに0歳児や大人もかかることがあります。

 

喉の痛み、発熱、発疹の3つが溶連菌感染症の主な症状です。

  • 38℃以上の発熱
  • 喉の痛み(のどが赤い、扁桃腺に白いものがつく、上あごには点状の出血点)
  • 発疹(顔やからだ(特にわきの下、下腹部)に、小さい赤い発疹が多数出現し(発病1~2日目)、かゆみを伴うことも多い。)
  • イチゴ舌(舌の表面に赤いブツブツができること(発病2~4日目)。)
  • 吐き気
  •  腹痛

などの症状がありますが、全てあらわれるわけではなく、人により症状は異なります

 

上あごには点状の出血点

イチゴ舌

体の発疹

 

診断

検査には溶連菌の迅速診断キットを使用し、のどの奥から綿棒でぬぐい取るだけで簡単に行うことができます。検査の結果も5分~10分くらいですぐに分かります。 

治療

治療には、ペニシリン系やセフェム系などの抗生物質を使用して溶連菌を殺菌します。それぞれの抗生物質は、服用する期間が決まっていて、どの種類でも10日前後は確実に服用する必要があります。症状がよくなったなど、自己判断で薬を飲むことをやめてしまうと、きちんと治りきっていないことで再発をしたり、急性糸球体腎炎(腎臓のっ病気)やリウマチ熱(心臓の病気)などの合併症を起こすことがあります処方された抗生剤は必ず飲み切るようにしましょう

また合併症がないかどうか確認するために、2~4週後尿検査を行います。

登校(園)基準

適切な抗菌薬療法開始後 24 時間以内に感染力は減少するため、全身状態がよければ、それ以降、登校(園) は可能です。

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